3つの目的別に合わせた庭の目隠しの方法とは!メリットや注意点に関しても紹介

憧れの庭付きマイホームを手に入れ、雑誌を片手にガーデニングプランを考えても、他人の目から庭が丸見えでは落ち着かないでしょう。

樹木で隠したり目隠しやフェンスを利用したりして、外からの視線をさえぎるのがおすすめですが、種類が多く価格もばらばらで選びにくいと悩んではいないでしょうか。

今回は目隠し方法を目的別に分類し、メリットや注意点からガーデニングを楽しむ方法をご紹介します。

庭の目隠しのアイディアを目的別に紹介

庭の目隠しアイテムは、素材・デザイン・機能性にコストパフォーマンスと比較検討するポイントが多く、何をメインに考えるかで雰囲気にも違いがでます。

どのような庭にしたいのか、自分の目的を明らかにしたうえで、目隠しアイテムを選びましょう。

ここでは、3つの目的に合わせた目隠しアイテム別に詳しくご紹介します。

オシャレさを重視

庭が人目に触れるのは嫌、自分が手入れをしたりガーデニングしたりしている姿を見られたくない人もいるでしょう。

目隠しはしっかりしながら、おしゃれでセンスの良い目隠しが欲しい時におすすめしたい5つのタイプを紹介します。

縦格子フェンス

広範囲を隠せるフェンスは人気のある目隠しです。

横フェンスと縦フェンスがあり、それぞれに特徴があるため、家のデザインや広さによってマッチするフェンスが選べます。

縦格子は背が高くなるため家全体をしっかりカバーし、外からは重厚感を感じさせながらも、隙間があることで圧迫感を感じさせないのがポイントです。

地面から真っすぐ伸びる縦格子フェンスは、人が歩く目線からは隙間が埋まって見えるため外部から家や庭を見ることができません。

閉塞感がないため、歩行者にも圧がかからず庭を守れるメリットがあります。

横格子フェンスと違い足をかける場所がない、庭や家からは外の様子が見えるため防犯性の面でもおすすめですし、汚れにくいため掃除が楽になります。

採光タイプ

フェンスを建てたことによって光が入らなくなると、庭だけでなく室内まで暗くなってしまいます。

目隠し機能だけでなく、自然な光を庭や室内に取り込むなら採光タイプがおすすめです。

すりガラスのように光だけを取り込めるポリカパネルを使うため、シルエットだけが目に入るため圧迫感はありません。

フェンス下は開いていますから通風もあり、しっかり隠れて光は取り入れられます。

部分的な開口を作り、ポリカパネルと板の組み合わせなどデザイン性が高いタイプが揃っており、外観のイメージを損なうことなく庭を目隠しできます。

庭のウッドデッキや玄関・外壁と色調を合わせ設置すれば、おしゃれなエクステリアが演出でき、外からの視線を気にすることもないでしょう。

樹脂製フェンス

ナチュラルな木目調デザインで、庭の雰囲気を損なわずに外部からの目線を避けられるだけでなく、隣家との境界線でも圧迫感を感じません。

見た目は木材ですが、樹脂製のため水に濡れて腐敗することもありませんし、害虫が住み着く心配もないのがメリットです。

汚れも水洗いで落ちますし、変色の心配なくナチュラルガーデニングイメージを保てます。

小さなお子さんが触れても怪我をすることもありませんし、塗装メンテナンスの必要もありません。

比較的安価でメンテナンスも簡単、衛生的に使えるだけでなくカラーバリエーションも豊富です。

外壁と色をコーディネートしたり、庭のイメージで色を選択したりと、庭の一部として取り入れられるのも魅力的といえます。

植栽

人工的な目隠しでは、自分が作りたい庭のイメージを壊してしまう。

海外の庭のように自然で美しいガーデニングを楽しみたい方は、植栽にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

人工的なフェンスよりもナチュラルですが、庭の雰囲気を左右してしまうためテーマに沿った植物選びがポイントです。

常緑樹は、一年中元気に葉を茂らせ外部からの視線を遮る効果が期待できます。

落ち着いた雰囲気を楽しめる常緑樹は、昔ながらの和風建築にもマッチしますし、お手入れも比較的簡単で自然な形を楽しめます。

モダンな洋風建築であれば、季節の変化を感じられる落葉樹でシーズンごとの風景を楽しんでもいいでしょう。

葉の色や形が独特な樹木であれば、目隠しとしてだけでなく、自然を楽しむ癒しの空間が完成します。

テラス屋根(パネル付き)

テラス屋根にはフラット型とアール型があり、庭の目隠しだけでなくベランダに取り付けることもできます。

屋根が平らな形状のフラット型は、圧迫感のないデザインが特徴で比較的利用されることが多いデザインです。

アール型は屋根がカーブしているため、雨よけ効果が高く費用もフラット型に比べて高額です。

紫外線や熱をカットする遮熱タイプなど、機能性に優れたタイプもあるため設置場所によって選べます。

おしゃれなデザインが豊富で、目隠しとしてだけでなくエクステリアとして選ばれています。

庭だけでなく室内の目隠しにもなり、直射日光を避けられるため、様々な植物を楽しめる庭にできるでしょう。

コスパとパフォーマンスを重視

できるだけ費用を抑えたい、コストパフォーマンス重視で目隠しを探したい方もいらっしゃるはずです。

ホームセンターに行けば、見た目におしゃれなものが並んでいますから、自分の庭に設置するイメージを考えながら探せます。

しかしながら、初期費用が安くてもメンテナンス費用がかかるとランニングコスト的には良い商品とは言えません。

ここでは、コストとパフォーマンスのバランスに優れた目隠しを紹介します。

シェード

日光を遮るシェードを使うことによって、紫外線から草花を守るだけでなく、快適で涼しい空間が生まれます。

真夏のガーデニングは体力も奪うため、シェードの必要も高いといえるでしょう。

屋外デッキに鉢植えがある場合には、直射日光から守りながらプライバシーも保護します。

歩行者や隣家の目線を気にしてしまいますが、シェードを取り付ければ2階からの視線にも対応でき、庭の手入れも安心してできるようになります。

防水加工をしているシェードであれば、雨に濡れず鉢植えなどのお手入れも可能です。

シェードを使えば窓周辺の気温が下がるため、室内温度を下げることができます。

見た目にフェンスよりもおしゃれですし、設置が簡単なため季節に合わせた柄や生地へ張り替えもできます。

物置

最近は薄型でカラフルな物置も登場しているため、目隠しに物置を利用する方も増えてきました。

洋風でおしゃれなタイプやカラフルで物置には見えないデザインもあり、ガーデニング道具を収納もできて高性能な物置が人気です。

カントリー風デザインを選べば、庭も華やかになり毎日のお手入れが楽しくなります。

設置場所や庭の広さに合わせた物置選びも楽しめます。

物置の種類によっては、台風などで倒れてしまうため、設置方法や隣家への影響なども考えてください。

大きな物置を設置したことで、隣家に日光が入りにくくなるとトラブルにもなりかねません。

庭への調和はもちろんですが、隣家への影響やメンテナンスなども考えながら選択してください。

エクステリアにサイドパネルをプラス

すでに外構を設置してあるけれど、外から庭がみえてしまい困っているのであれば、サイドパネルをプラスし日光や雨風から守りましょう。

すでにフェンスを設置してあっても高さが十分ではなく、隣家からの視線が気になるケースもあります。

高い場所からの視線が気になるのであれば、隣家との距離を測り角度を付けてサイドパネルを設置します。

雨風が強い・台風などで、鉢植えが倒れたり花が折れないように、サイドパネルを設置してみましょう。

紫外線カットや熱線遮断タイプなど、機能性を重視したタイプもあり、強い日差しから庭も人も守ることができるサイドパネルの設置も可能です。

隠したいポイントだけを対応したフェンス

家全体を囲ってしまうと、圧迫感があり費用も高額になってしまいます。

立地条件によっては、ある角度からだけ視線が入るようになってしまい、落ち着かなくなるケースもあるようです。

窓際にはシェードを使い紫外線対策ができているような場合、隣家と庭の境界線だけにフェンスを設置し目線を隠すことができます。

庭全体を囲ってしまうと閉塞感が出るだけでなく、費用がかかります。

目線だけを遮るのであれば、全体を囲まなくても窓に近く部屋が見えないようにフェンスを設置する方法を選ぶのもおすすめです。

安いフェンスで全体を囲むより、丈夫で長持ちする素材で必要な部分だけを囲む方が理にかないます。

どこから、どのように見えるのかを角度を変えて調べ、適したフェンスを設置しましょう。

緑のカーテン

窓際にネットを張り、つる植物を絡ませてカーテンのように仕立てれば、収穫もできて最低限度の費用で目隠しができます。

夏にはきゅうりやゴーヤなどを絡ませたり、朝顔を使って緑のカーテンを作ったりすれば見た目にも美しく涼しげなカーテンの出来上がりです。

緑のカーテンを設置することで、直射日光を遮ることができるため、窓際に絡めることによって室内の温度を下げる効果も期待できます。

つるが絡んだ隙間から光が入り込むため、完全に日光を遮断するのではないのもメリットです。

緑のカーテンは自然の中にいるような視覚的効果が得られるため、森林浴をしているようなリラックス効果を得られます。

ブロック塀やフェンスのように無機質なイメージが好きではないのなら、自然な緑のカーテンを利用しましょう。

機能性を重視

プライバシーを守るためとは言っても、見た目やコスパだけで選ぶわけにはいきません。

雨風だけでなく雪が多い地域では、雪にも強く安全重視な目隠しが必要になります。

ここからは、手入れが簡単で汚れにくい、紫外線をカットし採光をコントロールするなど機能性を重視した目隠しにはどのようなものがあるかを紹介します。

ルーバータイプ

目隠しのために1枚の板を庭周りに建ててしまうと、外部からの目線は隠せますが風や光が入らなくなります。

日当たりが悪くなると、ほこりや汚れもつきやすくなりますし、庭や外壁の寿命に影響するケースもあり注意が必要です。

半透明のパネルであれば、日当たりは良くなりますが風が入らなくなり、草花にも影響が出てしまいます。

面がある場合、風に弱くフェンスの倒壊を防ぐためにも、通風性のあるルーバータイプのフェンスがおすすめです。

外からは庭や家の様子は隠されるため、安心して庭作業ができますし、適度な風と日光があたるためガーデニングにも良い環境を与えます。

シンプルなアルミなどは価格もリーズナブルですが、木目調のナチュラルデザインや採光も確保できるクリアタイプなど、ルーバータイプもいろいろありますから、庭の雰囲気や家全体のバランスを考え設置しましょう。

横スリット

角柱を横に並べて目隠しフェンスのように仕立てるのが横スリットタイプです。

目隠しの高さや角柱間の幅は、好みや希望に応じて自由に決められるため、庭の樹木とのバランスを考え組み合わせられます。

耐久性のあるアルミ製が主流ですが、木目タイプやカラーなども豊富で外装と合わせ自由に選べるのがメリットです。

目隠しとしては定番の型で、目隠しとしての効果や自由度が高く、どんな家にもマッチします。

樹脂タイプはリーズナブルなため、機能性とコスパで選ぶなら横スリットタイプがおすすめです。

目隠し堀

近年ではおしゃれな外観で、目隠しとしても効果の高いフェンスや植栽が人気です。

ガーデニングを楽しみたい方は植栽を使って理想の庭が作れますが、広さによっては目隠しとして十分ではないケースもあります。

おしゃれで雰囲気のある庭にしたい方や、海外のガーデニングを参考に庭を作って自分だけの世界を楽しみたいのであれば目隠し塀がおすすめです。

レンガやブロックを使い、好みの高さに積み上げデザインするだけで、目隠しとしてだけでなくインテリアとしても見栄えがします。

タイルや天然石など、家の雰囲気に合わせて好きな資材で塀を作れます。

外からは庭の様子が完全に隠れますし、足をかけられないため侵入しにくくなるなど、防犯面でもメリットは多いです。

ブロック塀

重厚感があるため庭の雰囲気を壊してしまうのではないかと心配する方もいますが、植栽と組み合わせ部分的に使うなど、工夫することで目隠し効果を高めます。

デザイン性の高い化粧ブロックが豊富ですし、メンテナンスフリーで手入れに手間がかかりません。

塗装で色を変えることで重厚感を軽減できるなど、遊び心を加えられるのもブロック塀の特徴です。

場所を選んで建てられますし、隙間にフェンスを挟めば採光や通風も入り込み庭を明るく見せられます。

しかしながら、劣化が進むと地震でひび割れしたり倒壊したりするケースがあります。

欠けている、ヒビが入ってしまったら早めに修繕し塗り替えるなどのリフォームが必要です。

サイドオーニング

カフェなどの玄関先に日よけとして使われているテントがサイドオーニングです。

布を張るだけの簡単なサイドオーニングは、ホームセンターで購入できますし、ロープで開閉できるなど気軽に使えます。

ロールタイプのスクリーンタイプは、目隠しだけでなく横から差し込んでくる日差しを避けられるため、フェンスを使って斜めに張り庭に日影が作れます。

雨や雪の日にはスッキリ収納でき、必要な時に引き出して使えるので便利です。

目隠しや日除けだけでなく、雨避けとしても活躍できる生地の厚みがあり、熱線遮断効果などの機能も揃っています。

シェードは簡易的ですが、オーニングは工事が必要なため価格は高額になります。

手動式だけでなく電動タイプもあるため、予算やライフスタイルに合わせて選んでください。

カーポート(サイドパネル付き)

カーポートは屋根付き駐車場として雨風などから車を守る役目があります。

柱で屋根を支えるだけの簡易的なものにサイドパネルをつけると、横風や日差しから守るだけでなく目隠しにもなるため、人目から庭を守れます。

高さのバリエーションが用意されており、サイドパネルを付けることで目隠し効果が高まるのが特徴です。

板状タイプのサイドパネルは、定番の透明タイプ・すりガラス調・色付きなど、様々な種類から選べます。

庭に採光を取り入れるのであれば、圧迫感が少ない透明タイプがおすすめです。

プライバシーを守りたいのであれば、明るさもあるシルエットだけが見える程度のすりガラスタイプや、スタイリッシュなカラータイプもおすすめします。

庭の目隠しをするメリット

近年では玄関から外構が比較的オープンで、隣家との境界線は柵を使うなどカジュアルでライトな雰囲気になっています。

大きな窓を庭と連結させるおしゃれなデザインの住宅も多くなり、360度外からの視線が気になるところです。

外からの視線を遮る目隠し対策のために、植樹やフェンス、シェードを使えばエクステリアがおしゃれに変身します。

ここでは庭の目隠しをすると、どのようなメリットがあるかを紹介します。

庭をお隣さんに気にすることなく気軽に使える

見ようと思って覗いたりすることはないにしても、庭で洗濯ものを干したり子どもと一緒に遊んでいるのを見られるのは気持ちがいいものではありません。

人に見られているのではないかと考えるだけで落ち着かなくなり、ストレスが溜まると外にも出たくなくなるでしょう。

自分の家の雰囲気や庭の大きさ、自分が理想とするイメージにマッチした目隠しを使えば、外からの視線を感じることなく生活ができます。

お隣の2階からの視線が気になるならシェードやサイドオーニングがおすすめですし、植栽やフェンスを組み合わせた自分らしいデザインを作れます。

窓から眺める風景がよくなる

庭に面した大きな窓から庭を眺めてのんびりと過ごしたい、テラスでペットや子どもたちと遊ぶ休日を楽しみにしている方もいるでしょう。

友人を招いて自然の中でバーベキューを楽しみたいなど、庭で楽しめることはたくさんあります。

窓から歩行者の頭がチラチラ見え、道路を走る車などが目に入ってしまうと、リラックスできません。

目隠しを使うことで、見たくないものをシャットアウトするだけでなく、自分の庭を美しくみせるベースにもなります。

木目調パネルなどを使えば自然に溶け込んだ美しい庭の風景になりますし、植栽をバランス良く配置すれば森林浴を楽しんでいる気分になれるでしょう。

目隠しの使い方次第で、お互いに気を使うことなく庭が使えるようになります。

防犯対策になる

空き巣は侵入しやすい家を事前に下見をすると言われています。

フェンスや塀がなく、部屋や庭などが丸見えの家は防犯対策が弱く、侵入しやすいと思われてしまうようです。

たとえ防犯カメラを設置してあっても、侵入してカメラの死角に入られてしまえば簡単に家の中に入られてしまいます。

昼間を開けている家だけでなく、高齢者や赤ちゃんがいる家庭では特に慎重な防犯対策が日露です。

塀があっても、侵入されてしまえば外からは全く見えなくなります。

フェンスがあれば侵入が難しくなり、人目にもつきますから通報される確率が高まるため、不審者は嫌がる傾向にあるようです。

万が一、室内に人がいる時間に空き巣に狙われた場合、フェンスの隙間から不審者の様子がわかれば通報までがスムーズになります。

防犯対策として目隠しを設置する場合、縦格子タイプやルーバータイプなど暗い中でも

見通しの良さを確保できるタイプがいいでしょう。

簡単に乗り越えられない高さで、足をかけられないデザインであれば安心です。

光や音を遮断できる

目隠しの種類によっては紫外線を遮り、必要な採光だけを取り入れられるものがあります。

直射日光が窓から入りすぎてしまうと、室内の温度が上昇し冷房の効き目が弱くなりますし、樹木も乾燥し傷んでしまいます。

目隠しフェンスによって程よい採光を取り入れることは、心身の健康にも役立ちますし、家の中も明るくなり1日の始まりも穏やかです。

交通量が多い地域に住宅があると、車の音はもちろんですが信号機や人の話し声などが気になります。

木製や金属製の目隠しフェンスは見た目にも自然でありながら、一定の防音効果を発揮します。

駐車スペースにサイドパネルを設置するだけでも、車の音やライトの光を抑えられるなど近隣トラブルにも対応可能です。

庭の質が上がる

庭の質を上げるためには、目隠しの素材選びがポイントになります。

自然な感じにしたいのであれば、木製がおすすめですしメンテナンスを考えれば樹脂製の木目タイプを選ぶなど維持管理を含め庭の雰囲気にマッチするものを選びましょう。

見た目にこだわるのであれば、モダンな印象の横格子タイプに植栽をプラスしおしゃれなガーデニングを楽しめます。

低めのフェンスは、ほどよい目隠し効果を得られながら開放感を保てます。

庭を広く見せるには白っぽい色のフェンスが効果的ですし、ダーク系であれば気品と落ちつきのある雰囲気を演出します。

外壁とのバランスを考え、色や目隠しを選ぶと庭の質も格段とアップします。

ツルバラやクレマチスなど、ツル科の植物を木目調フェンスに這わせると、庭が明るく柔和になるでしょう。

フェンスに合わせて、植栽すれば自然な感じで視線を遮ることができ、センスの高い庭になります。

庭の目隠しをする際の注意点

プライベートを守るために目隠しフェンス設置を検討する家庭も増えていますが、自分たちのメリットだけに気を取られて設置することはトラブルの原因です。

設置場所や方法、素材選びで、お互いが気持ちよく生活できるように、庭の目隠しを完成させられます。

ここでは、どのようなことに注意して庭の目隠しを選べばよいのかについて解説しています。

お隣さんへの配慮

目隠しを建てたことによって日当たりが悪くなったり、植栽した木の枝や葉が隣に落ちてしまったりなどのトラブルは絶えません。

お互いに気持ちよく過ごすためには、相手の立場になって考えることです。

自分たちがプライバシーを守りたいのであれば、当然ですがお隣さんも同じことを考えています。

隣家のフェンスと高さを合わせたり、採光を邪魔しないようにずらす、植物は葉が落ちないものを選んだり目隠しに近づけすぎない等の工夫を考えましょう。

お互いに気持ちよく過ごすには、快適な生活の邪魔をしない、圧迫感を感じないように注意しましょう。

風圧を考えて高さに注意する

隙間がないフェンスは、風圧の影響を強く受けてしまいます。

ブロック塀の上にフェンスを追加したい場合には、高さを考えなければなりませんし、坂上の住宅では風が上に舞い上がるため風圧が強くなります。

沿岸部や川が近くにあるなど、風強く吹く場所のフェンスは特に高さに注意してください。

フェンスによっては、風に弱く倒壊や破損の危険性がある型があります。

風害が多くフェンスに工夫が必要な地域もありますから、風圧に耐えられる素材と高さを選びましょう。

格子やルーバータイプは強風にも強く、耐風圧モデルを扱うメーカーも増えています。

価格は高くなりますが、台風などの自然災害から庭や自宅を守るためには、素材も考えた上での設置が好ましいです。

動線が必要な場合は門扉と組み合わせる

車椅子の家族がいる・ベビーカーを使うための玄関アプローチがある場合、スロープから門扉までは距離があります。

玄関アプローチは庭や駐車場とつながっていますから、移動しやすい動線が作られます。

フェンスがなかった場所に設置することで、移動しにくくなったり狭くなったりすると生活の質が下がってしまいます。

住宅と庭とのバランスだけでなく、動線を邪魔しないように組み合わせることも重要です。

高すぎず圧迫感がない程度で、プライバシーを守れるような目隠しフェンスにすれば、統一感が生まれます。

玄関の色に合わせて、門扉と目隠しデザインを合わせれば違和感もなく外観にまとまります。

動線が上手く設置できない場合は、プロに相談することをおすすめします。

ほどよい見えにくさで考える

目線を隠したいがゆえに目隠しを高く設置すると、圧迫感が強くなり人に不快感を与えてしまいます。

低すぎてしまうと、目隠しにもならず中途半端で外観の美しさを損なってしまうケースもあるので注意してください。

目隠しは程よくプライバシーが守られると同時に、万が一のトラブルにはサポートできるような隙も必要です。

全く隙がないと、中で何かが起こってもわかりにくく、侵入者が逃げてしまえば足取りがつかめなくなります。

高齢者や妊婦・小さなお子さんしかいない時間に、犯罪者が家に侵入しても外からは助けをよぶ住民の姿が見えません。

犯罪者にとって都合のいい家にならないように、ある程度は隙がある目隠しを検討してください。

日差し・風通しを遮らないようにする

窓や庭が外から丸見えでカーテンやシェードを下ろしたまま、閉鎖的な家で生活してはいないでしょうか。

目隠しをすると見た目が重苦しくなり、せっかくの家がおしゃれに見えないなどの悩みを抱えている方もいるかもしれません。

ブロック塀やフェンスを設置すると、外観が違って見えてしまうのが躊躇する原因です。

目隠しにもいろんなデザインや資材があり、家の雰囲気や隣家や庭とのバランスを考えて設置すれば、窓から光を入れながら人目を気にすることがなくなります。

隙間があると気になってしかたがないのであれば、足元はブロックやパネルで囲う方法で目隠しが可能です。

上部には採光を遮ることなく風も入るようなフェンスを設置するなど、工夫次第で光も風も遮らずプライバシーを守れます。

すりガラス風のパネルを使ったり、ルーパーやパネルを組み合わせたりするなど、場所で目隠しデザインを変えてしまうのも方法です。

防犯対策にも力を入れる

マンションやアパートと比較すると戸建て住宅は窃盗や強盗犯座が起きやすいと言われています。

侵入者だけでなく、動物が勝手に庭に入り込んで草花を荒らし、糞尿をまき散らすことがないような予防策としても目隠しフェンスが有効です。

庭に入りにくいイメージをつけることで「この家には侵入できない」と思わせることができるからです。

小さなお子さんがいる家庭であれば、飛び出しの予防にもなりますし、公園が近くにない場合には庭でゆっくりして遊ばせるためも目隠しは必要になります。

姿が見えなくても、声が聞こえれば家には人がいることがわかりますし、誰がどこにいるのかはわからないため防犯面でも安心です。

昔ながらの日本家屋であれば、玄関から庭先までを植物で埋めつくす生垣も目隠しになります。

空き巣は必ず下見をしてから家に侵入するため、フェンスなどがある家は「入りにくく逃げにくい」防犯意識の高い家と認識します。

侵入経路からや逃走ルートが特定されやすい家には、入らない傾向にあるからです。

バイクや車の車上荒らしなども、フェンスがあれば逃げにくくなるため、防犯対策として有効となります。

庭の雰囲気と合わせる

自分が作り上げた庭の雰囲気にマッチしたフェンスを選ぶことで、魅力的で快適な場所へと変身できるでしょう。

花で溢れた美しい庭なのか、緑が多く落ち着いた日本庭園風かでも選ぶフェンスには違いがあります。

心地よい空間にするためには、自分の庭のテーマや雰囲気を理解し、庭の魅力を引き出すことが大切です。

ナチュラルガーデニングには、木目調のフェンスやシェードなど、自然を感じさせる目隠しが似合います。

樹木がメインでシャープな印象にするのであれば、格子パネルや採光パネルを組み合わせスタイリッシュな空間を作るのもおすすめです。

背の高いフェンスを使う場合には、開口部を作ることによって圧迫感を軽減しプライベート空間が演出できるでしょう。

目隠しを工夫すれば、今よりもっと魅力的な庭が完成します。

あらゆる角度から写真を撮って、どのような目隠しをどこに設置するのかイメージすれば最適な目隠しが見つかります。

まとめ

ホームセンターでは様々なフェンスや資材があり、自分で資材を選びDIYすることもできるようになりました。

自分ではしっかり設置したつもりでも、土台がぐらついて再設置が必要となり、壊れて

補修が必要になるケースもあります。

目隠しの固定作業には、地盤調整なども必要な為、簡単には設置ができません。

プライバシーを守り、防犯対策や快適な空間を長く保つためには専門知識を持つプロに相談することが重要です。

どのような目隠しが庭にマッチするか悩んでいるならば、まずは無料相談のご予約をお取り下さい。

プロの目線で庭にぴったりの、目隠しをご提案します。

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この記事の監修者

株式会社尚建 代表取締役 村下 尚志

京都を中心に土木工事から土地の有効活用まで幅広く、お客様の立場で考え、最適な工事のご提案をしている。 安全性と美観を兼ね備えた工事を行い、スピーディーにご要望に応じることをモットーとしています。

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